Pathology (Board Review Series)

シンプルなテキストです。

　
写真はこれでもかというほど入ってません。
そういう意味で、写真問題対策には向かないでしょうね。

この本も章末問題を解きながら要点だけを見ました。
あとは問題集で出てきたけど、First Aidには載っていないような場合に、この本を調べてみて載っていれば、それをＦＡに書き込むという感じでやっていました。
両方ともに載っていないようなものは、敢えて無視しました。
二冊調べて載っていないことを覚えるよりは、もっと他に覚えるべきことがあると思ったからです。

Step1では、疾患各論はもちろんですが、総論的な部分も大事です。
炎症が起こる機序なんかは最重要じゃないかと思います。
うちの大学の教授いわく、サイトカイン系は日本ではあまりしっかりした授業が行なわれていないそうです。
そういう意味で、日本人はサイトカイン苦手らしいです。

良い一冊だとは思いますが、物足りなく感じる人もいると思います。
個人的には、後から紹介する“Pathologic Basis of Disease”（いわゆる『ロビンス』）の方がコストパフォーマンスは良いと思います。